イラスト:左
レア:5
強化素材:梅の華片
強化 | 体力 | 陰防 |
---|---|---|
0 | 240 | 12 |
1 | 270 | 18 |
2 | 300 | 24 |
3 | 330 | 30 |
4 | 360 | 36 |
5 | 390 | 42 |
6 | 420 | 48 |
7 | 450 | 54 |
8 | 480 | 60 |
9 | 510 | 66 |
10 | 540 | 72 |
魔法の森の入り口で、ひとりの少女が声を
かけてきた。
「--よう、お前も見に来たクチか?」
彼女のつぶらな瞳に、一筋の流れ星が走っ
たように見えた。
『祈願』――――神仏に祈り、願いをかけるこ
とを言う。
しかし私たちの信仰対象は、実に『八百
万』にわたる。
大木に、大岩に、立派な滝に、強い獣に…
…そして時に『星』に願うことがある。
今日は、香霖堂の店主や博麗の巫女と一緒
に、昼間から『例の祭り』の準備。
ただあの少女は、まだ星ひとつ見えない空
をながめながら、それこそ星のように瞳を
輝かせていたのだった。
楽しみでたまらないのだろう。
そして日は傾き、夕刻になる。
一番星を見つけたのは、やはりあの少女
だった。
いちばんぼし、みぃつけた――――って。
満天の星空、とめどなく降り注ぐ流星の
雨。
ふと、あの少女がつぶやく。
「これが私の魔法なんだ」
同じこの星空の下、遠く離れたどこかの地
で、魔法を受け取った少女がいるのかもし
れない。